神棚と仏壇が両方同じ場所にある際の置き方や格式の上下を解説

神棚と仏壇について

部屋での向きについて

神棚と仏壇は同じ部屋に置いても大丈夫です。

ただし、向かい合わせには置かないでください。ご先祖様が緊張してしまいますし、おまいりするときに、どちらかにお尻を向けてしまわないようにするためです。

配置の仕方について

また、神棚と仏壇をまったく同じ高さで設置するのは避けましょう。神様の家と、ご先祖様の家とは別物です。

横並びに置くことは構いませんが、その場合も神棚を一段上にするか、家の中心に近い位置にしてください

ランクの違いについて

神棚と仏壇では神棚の方が上位とされ、配置でも優先されます。

神棚の設置場所(方角や高さ)について

☆住宅の部屋の場合

家の中で神様をお祀りする神棚は、基本的に南向きか、東向きで、人より高い位置に設置します。

したがって人は北向き、あるいは西向きで拝むことになります。

床の間に設置されるのがふつうですが、床の間がない家の場合は、明るく清浄で、家全体が見渡せる一階の座敷の奥やリビングルームにおけばよいでしょう。

家族みんなが拝みやすい場所、条件を加味して最良と思われる場所を選びましょう。

☆マンション・アパートの場合

神棚は、できれば最上階(または上に上階の床のない箇所)の天井近くに設置するのがベストです。

なお、マンションやアパートなど、最上階への設置が困難な場合は、「雲板」や「雲文字」を用います

「雲板」は神棚を設置する神棚板の上部に取り付けられている雲形に彫刻されている部材のことです。

雲板について

また、「雲文字」は「雲」、「天」、「空」の「木製の抜き文字」あるいは「紙製の書き文字」を天井部分に取り付けてください。

雲文字について

☆会社や事務所の場合

会社や事務所に設置する場合も、基本的に南向きか、東向きで、人より高い位置に設置します。

神棚は、できれば最上階(または上に上階の床のない箇所)の天井近くに設置するのがベストです。

ビルの中や、マンションの一室などに事務所がある場合は、「雲板」や「雲文字」を用います

「雲板」は神棚を設置する神棚板の上部に取り付けられている雲形に彫刻されている部材のことです。

雲板について

また、「雲文字」は「雲」、「天」、「空」の「木製の抜き文字」あるいは「紙製の書き文字」を天井部分に取り付けてください。

雲文字について

NGな神棚の設置場所について

また、神棚を祀ってはいけないところは、下記のようなところになりますので、注意してください。

家族の行き来が多いドアや鴨居の近く。

トイレと背中合わせになる場所。

人が頻繁に行き来する場所(廊下、トイレなどがあるところ)の下。

閉め切ることが多いクローゼットのなか。

同じ部屋の中で仏壇の向かい合わせになるところ。

仏壇の設置場所について

お仏壇を置く向きは、仏教ではどの方角にも仏様はいらっしゃいますので、どの方角でも構いませんが、一般的には真北を向く北向きは避けて置くほうが多いようです。

お仏壇を置く場所は、仏間があれば一番良いのですが、床の間や押入れの上部、整理タンスの上、また居間のサイドボードなどの上に置いても構いません。

日々の礼拝に便利な位置にお仏壇を安置するのがよいでしょう。

ただし、「直接日光の当たる場所」「湿気の多いところ」「冷暖房の風が直接当たる場所」は避けたほうがいいでしょう。

「神棚スタイル」より

「知識ゼロからのお参り入門」より

「葬儀・法要・供養がわかる事典」より

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