神棚の種類ややしろの違いを解説

神棚の種類について

大きな分け方について

神棚は大きく分けると3種類あります。

一般的にみられるのは小型の神社を摸した宮形(みやがた)の中に伊勢神宮や氏神、信仰する神の神札(お札)を入れるもので、これは「札宮(ふだみや)」といい、一般的にはこれを「神棚」と呼びます。

神職の家など、神式で葬儀を行う家には、仏教の仏壇に相当する祖先の霊をまつるための神棚があり、これは「御霊舎(みたまや)」といいます。

他に、神札よりも神の依り代としての意味合いが強い「御神体」をまつる神棚もあります。その場合は神棚ではなく「御神体」を授与した神社の分社とみなすほうが自然だ、とする考え方もあります。

やしろ違いについて

以下は、札宮(一般的な意味での神棚)についての説明になります。

「一社造り」と「三社造り」

神棚は一般には「扉が一枚の“一社造り”」「扉が三枚の“三社造り”」が普及しています。

◎一社造り

一番手前に“伊勢神宮”のお札(神宮大麻)を祀り、その後ろに“氏神様”(厳密に言えば在住所を管轄する鎮守神を差す)と“その他の神様(自分が好きな崇敬神社)”のお札を納める。

一社造りの見本

◎三社造り

中央(最上位)に“伊勢神宮”、向かって右に“氏神様”、左に“その他の神様”をお祀りする形式。つまり、一社造りで後ろにあった氏神様とその他の神様が左右に来た造り。

三社造りの見本

主に、お札の枚数が一枚の時には「一社造り」2~3枚の時には「三社造り」を選ぶのがよろしいでしょう。

設置する場所について

神棚は家や事務所などに置いて、神道の神を祀るための棚のことで、いわば家の中の神社ともいうべきものです。

家の中で神様をお祀りする神棚は、基本的に南向きか、東向きで、人より高い位置に設置します。したがって人は北向き、あるいは西向きで拝むことになります。

床の間に設置されるのがふつうですが、床の間がない家の場合は、明るく清浄で、家全体が見渡せる一階の座敷の奥やリビングルームにおけばよいでしょう。

家族みんなが拝みやすい場所、条件を加味して最良と思われる場所を選びましょう。

☆NGな設置場所

家族の行き来が多いドアや鴨居の近く。

人が頻繁に行き来する場所(廊下、トイレなどがあるところ)の下。

閉め切ることが多いクローゼットのなか。

基本の三品のお供え物について

神棚にお供えする物を「神饌(しんせん)」または「供物(くもつ)」といいます。

日常のお供え物は米、塩、水の三品が基本です。

毎日お供えするのが原則ですが、できる範囲で構いません。水は毎朝、米や塩は最低でも週1回くらいは取り替えるとよいでしょう。

☆配置の仕方

お供えする際には、米を中心へ一番先に、次に塩、水の順にお供えします。

酒もお供えする場合は、米、酒、塩、水の順番で、向かって右、次に左の順で横一列に並べるのが一般的です。

場所がない場合は、二列でも、狭い神棚なら合わせ盛りにして供えても構いません。

お供えの仕方について

☆処分方法

日常のお供え物は、さげた後、お米は炊いて食べ、塩や水は庭や玄関先にまくといいでしょう。

お供えしたものは「お下がり」といい、食べることで神様のパワーを分けていただけるといわれます。

お札の並べ方と交換時期について

お札の並べ方は宮形によって異なります。

屋根がひとつの「一社造」の場合は神宮大麻を一番前にし、その後ろに氏神様(地元の神社)のお札、ほかに崇敬する神社があればそのお札を一番後ろにします。

屋根が三つの「三社造」の場合は、中心に神宮大麻、向かって右に氏神様、左に崇敬する神社のお札を納めます

神宮大麻、氏神様のお札とも、新年には新しいお札をお祀りしてください

なお、お札を包んでいる薄紙は、汚れや穢れを防ぐためのもの。宮形に納める際には薄紙を取って納めます。

単なるカバーですので、捨てても大丈夫ですが、つけたままでも一向に構いません。

「神棚スタイル」より

「知識ゼロからのお参り入門」より

「wikipedia」より

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