神棚のお札の交換の時期や喪中のマナーを解説

神棚のお札の交換について

時期について

お札は毎年新しいものに取り替えます。理由は、神様が清浄を第一とすること、御神威を新たにされたお力をいただき、いっそうのご加護を願うためです。

年末に、お札をいただいた神社や寺院に納めるか、初詣の際、神社や寺院が設けた納札箱に納めてもよいでしょう。

遠方の神社や寺院でいただいたお札であれば、そちらに持っていくか郵便などで送付するのがベストです。行けない場合は、近くの神社などに納めます。

お宮参りや七五三詣など、年の途中でいただいたお札は、翌年の同じ時期に納めればよいでしょう。

大願を祈念して御祈祷を受けたお札であれば、大願がかなった後に納めます。

持参する場合であれ送付する場合であれ、納めるときはお焚き上げ料(寺院であれば焼納料)を包みます。納札箱の前に賽銭箱があれば、そこに納めます。

喪中の神棚:家族が亡くなったときには白い紙をはる

神道では、亡くなった後の霊魂は不滅とされ、祖霊となって子孫を見守ると考えられています。

そのため、神道では、人が亡くなったときにもっとも大切なことは、死者を弔い、死者の魂を鎮めることだとされます。したがって、まずは亡くなった人の御霊を丁寧に祀ることを第一に考えます。

家族が亡くなったら、神棚に亡くなったことを報告し、今まで守っていただいたことに感謝します。そして神棚に白い紙をはって、神棚へのお祀りを中止します

☆忌中とは忌明けまでの期間

よく「服忌(ぶっき)」という言葉を聞きます。「忌」とは死が穢れとされたので他人との接触を避け、故人の祀りに専念すること。「服」とは喪服のことで、喪服を着て亡くなった人へ哀悼の意を表すこと、またその期間をいいます。

現在、服や忌の期間をとくに決めているわけではありません。しかし、忌の期間は50日の間、服の期間は1年間とするのが一般的とされています。したがって、忌明けというと亡くなってから50日を経た翌日になります。

なお、1874年に下記のように服忌の期間が太政官布告として出されており、これが現在も目安として使われることもあります。

死亡者・・・忌・・服

父母・・・50日・・13か月
夫の父母・30日・・150日
祖父母・・30日・・150日
兄弟姉妹・20日・・90日
夫・・・・30日・・13か月
妻・・・・20日・・90日

喪中の場合はいつ交換するのか?

忌が明けたら、白い紙はお祓いをして取り除き、日常の生活に戻ります。お祓いは自分たちで行なう場合と、神主さんに来ていただいて行なう場合があります。

忌の間は、神祭りはしないのが原則です。神社の鳥居をくぐることも遠慮します。正月飾りや鏡餅の飾り付けなども行ないません。

忌中のうちに正月がきたときには、忌が明けたら神社に行き、古い御札を取り替えます。また、この時期の祝事は遠慮します。

「知識ゼロからのお参り入門」より

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